10年不倫のひどい結末。彼の妻は「笑いながら見てたわよ」と…/恋愛人気記事BEST
女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年6月23日 記事は取材時の状況)
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「彼が本当に愛しているのは、奥さんじゃなくて私なんだ」。不倫している人はそう信じていたりしますが、何かのきっかけで、その幻想がブチ壊されてしまうことも――。男女関係や不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんにレポートしてもらいました(以下、亀山さんの寄稿)
ダブル不倫はときとして長く続いてしまう。お互いに家庭を第一にしながら、慎重に恋愛感情を育てていくためだ。家庭は生活、恋愛は自分の素を出せるところ。そんなふうに割り切っている女性たちも少なくない。
だが、ダブル不倫が相手の妻にバレたとき、なんと彼が離婚・再婚していた事実が発覚した女性がいる。
カヤさん(仮名・43歳)は、独身時代から5歳年上の男性とつきあっていた。知り合ったのは25歳のとき。仕事関係だった。そのときすでに彼は結婚していたが、彼女はどうしても彼と別れたくなかった。
「それでも私だけがつらい思いをする恋愛だとわかっていたので、3年後、彼と別れて、私を好きだと言ってくれた学生時代の同級生と結婚したんです。長い間友だちだったので何でも言えるし一緒にいて気が楽。結婚するならこういう人がいいのかなと思って」
ところが出産後、彼と再会、関係が再燃してしまった。今度はお互いに家庭があるから、別れる理由も見つからない。
「彼は別れてから私のことが本当に好きだったとわかったと言ってくれた。私もそう思っていました。私は彼と結婚したいわけではなかったけれど、恋愛するなら彼だったんです」
互いに惹かれ合っていることを確認し、今後は家庭を優先しながら続けていこうと意見が一致。以来、10年にわたる関係が続いていた。
「彼とつきあってさえいければいい。そう思っていました。一方で、彼に会えるという励みがあるから、仕事も家庭もがんばれた。夫ともうまくいっていました」
1年ほど前、ある日突然、彼の妻から電話がかかってきて呼び出された。妻にバレたことはわかったが、会う前に彼と連絡をとりたかった。ところが彼の携帯はつながらない。メールにもSNSのメッセージにも反応がない。
一度だけ公衆電話からかかってきたが、彼は「ごめん、本当にごめん」というだけで話は前に進まなかった。
「そんな状態で彼の妻に会うことになって。不安でした。若いんですよ、彼の奥さん。会うなり300万円を要求されました。『いやならダンナさんにばらすだけよ』と。私が何も言えずにいると、『あたし、結婚して3年なの。知ってた?』と。私は呆然としていたと思います。だって、彼は20年前に結婚したはずなのに…」
彼の妻の話をまとめると、彼は28歳で結婚したものの、40歳で離婚。結婚期間中につきあっていたのが今の妻。彼女は一回り年下で、結婚する気はなかったが、彼がどうしても結婚してほしいと懇願(こんがん)したのだという。さらに彼は38歳のとき会社を辞めて友人たちと起業、それが軌道にのって今は経済的にも安定。
「前妻さんとの間の子どもたちにかなりの養育費を払ってるの。まあ、私も好きなようにお金を使わせてもらっているけど、と彼女は勝ち誇ったように言いました。彼が離婚して再婚していたことも、起業していたことも知らなかった。私は彼の何だったんだろうと落ち込んでしまって……」
ダブル不倫を10年続けた女性の告白

写真はイメージです(以下同じ)

彼の妻からとつぜん告発されて

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